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日刊 温暖化新聞|イベント・フォーラム

イベント・フォーラム

<企業・団体パートナー向けフォーラム>第14回『森林の現状と企業の取り組み』:2011年06月17日(金)開催

開催終了

開催日: 2011年06月17日(金)
対象:

日刊 温暖化新聞の企業・団体パートナーの方のみ。
各企業・団体さまより、2名さままでご参加いただけます。
(それ以上のご参加を希望される場合はご相談くださいませ)

ゲスト:

・農林水産省 林野庁 林政部長 末松 様
・三井物産 環境・社会貢献部 社有林・環境基金室 室長 赤間 様

ファシリテーター:

枝廣淳子

参加人数:

19社・団体 35名

開催レポート

今年2011年は国連が定める「国際森林年」です。企業その他の団体でも、森に関する取り組みはすでにさまざま行われていると思いますが、改めて森をテーマにフォーラムを設けることで、現在の課題や先端事例を学び合い、コラボレーションの機会にもできればと思います。

●プレゼンテーション(1)
「日本と世界の森林の現状、日本企業に求める取り組みなど」
農林水産省林野庁 林政部長 末松広行氏

はじめに、世界と日本それぞれにおける森林の現状や課題について情報共有いただきました。特に「国際森林年」である今年、積極的な企業やメディアによる具体的な取り組みを多数ご紹介いただき、今後の事業・CSR活動のヒントとなったかと思います。

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(農林水産省 林野庁 林政部長 末松 様)


●プレゼンテーション(2)

『三井物産の森~森林の多目的活用と林業~』
三井物産 環境・社会貢献部 社有林・環境基金室 室長 赤間哲氏

全国4万4000ヘクタールにもおよぶ社有林における取り組みを中心に、森林の多目的利用と林業をいかに両立させるかという点についてご紹介いただきました。すべての山林でFSC認証を取得し、毎年5万立方メートルの木材を生産する一方で、生物多様性の観点から重要性が高いエリアを「生物多様性保護林」として、一歩踏み込んだ管理を実現している様子を伺いました。

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(左:三井物産 環境・社会貢献部 社有林・環境基金室 室長 赤間 様)

●企業・団体の「森林への取り組み」の発表
以下の10社の皆さまから、それぞれの森林の取り組みを5分ずつご紹介いただきました。

エスウッド、環境ビジネスエージェンシー、JX日鉱日石エネルギー、日本経済新聞社、平和紙業、オンワード商事、グラム・デザイン、インフォコム(帝人グループ)、資生堂、ベターリビング(発表順、敬称略)

発表資料はこちら(PDF)


●勉強会
最初のグループワークでは、それぞれの取り組みをさらに進めるための課題を共有し、次に森とのかかわり方(森を育てる、木材加工、流通・販売など)ごとにグループ替えをして、「自分たちの本当の問題は何なのか? これまで何がどこまでうまくいったのか?」について話し合いました。

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(ワークの様子)

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(ワークの様子)

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(ワークの様子)

●参加された方の声から

10社・団体のプレゼンがよかった。さまざまな取り組みを一度に知ることができた。

実際に森づくりにかかわっている人や、立場の異なる人の話が聞けたことがよかった。

もう少しディスカッションの時間が欲しかった。

さまざまな立場の課題や意見を、枝廣さんがファシリテートする視点が新鮮で、そこからも考え方のヒントが見つかる。

本業の仕事と森林保全をどう結びつけるか?を考えるチャンスになった。

企業以外からの参加者もあり、いろいろな視点からの話を伺えて、たいへんよかった。

社内外の両方に情報発信、コミュニケーションを取らなければならない立場で苦労しているが、皆さんとの交流や情報を通して、少しずつ進めていきたい。

森への関心と活動の幅が思っていた以上に広くて興味深かった。異業種交流会の面白さがこれまでで一番。

企業がまだ取り組んでいない分野が少し見えたので、今後のリサーチに役立てたい。

年ごとに活動の高まり(積み重ね)を実感できる。

企業の方々が取り組みを行うと決めるにあたっての「経過・過程」について、もう少し生の声を聞いてみたい。

森は地味な活動なので、一般の人にどう広められるのか、考えるヒントが得られたと思う。

最後のグループ分けで、同じような問題意識を持った人と状況を共有できたところがよかった。

自社だけで考えていると煮詰まってしまうため、単なる悩みの共有でも、話している中で悩みがクリアになって、参加してよかったと思う。

ほかの企業さんとビジネス抜きで付き合いができ、でも結果的にビジネスにつながるというのもよいと思う。

次回のイベント・フォーラムの予定

次回フォーラムは日程及び内容を調整中ですので、決まり次第ご連絡いたします。

 
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