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日刊 温暖化新聞|イベント・フォーラム
【★大阪開催 ★企業・団体パートナー向けフォーラム】『社内向けの環境・CSRコミュニケーションの悩みと乗り越え方』:2012年06月14日(木)開催
開催日: | 2012年06月14日(木) |
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対象: | 日刊 温暖化新聞の企業・団体パートナーの方のみ。 |
ファシリテーター: | 枝廣淳子 |
参加人数: | 13社(団体)・22名 |
【会場:東洋紡績さま】
初の大阪でのパートナーフォーラム開催ということで、最初に自己紹介タイムを設けました。
環境・CSRへの意識付けや取り組みを、組織内で進めるためのコミュニケーションについて、現状や悩みを出し合い、どのように取り組んでいったらよいか、共に考えながら、次の一歩を進めていくためのワークを行いました。
※4月、6月に行った東京でのフォーラム内容とほぼ同じです。
●プレゼンテーション
「社内向けの環境・CSRコミュニケーションの悩みと乗り越え方」枝廣淳子
プレゼンテーションでは、環境コミュニケーションが「伝わらない」と嘆くばかりでなく、理論的・科学的な手法で取り組もうと、「心・技・体」の3つの観点から、伝える側・受け手側双方の問題を見る切り口を提供しました。
合間にはグループワークをふんだんに盛り込み、参加者同士、日ごろのノウハウや疑問を共有。また、「拡げていく」ための戦略として、ロジャーズの【イノベーション普及理論】、人を変える条件について「ギルマンの方程式」をご紹介しました。
最後に、システム思考に基づく「効果的なコミュニケーション」のモデルケースを例にしたワークは、自社(団体)に不足している点、よりよいコミュニケーションのヒントを得る機会となったと思います。
【前半:現状コミュニケーションの悩みについて共有・ワーク】
<ワーク例>
・「何が、どこが課題?」
・「社内、社外?」
・課題を仕分け-「伝え手」「受け手」-「心」「技」「体」
・「受け手になぜ、伝わっていないのか?」
・「誰に、何を、どうしたらうまくいくのか? うまくいったとしたらそれはどういう状態か」
【後半のワークとレクチャー】
「対象は全社員?」
「イノベーション普及理論に当てはめ、今はどの段階まで広がっている?
そして目指す段階はどこか?」
「レバレッジポイントはどこか」「効果測定する指標は?」
●「相談タイム」
このコーナーでは、パートナー企業さんから、他社の参加者に意見を聞いてみたい話題を提供いただき、みんなでディスカッションして知恵を絞ります。今回は、東洋紡 姫田さまとチャンスメーカー 大島さまから、生物多様性保全活動についてと、太陽熱温水器の販売の販売方法、ルート開拓についての相談をいただきました。ワークを通して、多くのフィードバックを皆さんから頂きました。
【懇親会のようす】
●参加された方の声から
相談タイムを活用して(資料制作を通して)、自社の課題が明確になった。
異業種視点でのアドバイスタイムがよかった。日頃、意識を向けない箇所に目を向けることができ有意義であった。
課題に取り組む際に第三者の考え方・ものの見方を多く聞く・知ることの大切さを認識できた→他業種の方々に感謝。
「イノベーション普及理論」など、科学的アプローチが重要であることがよくわかった。
コミュニケーションのフレームワークを教えていただいたことがたいへん参考になった。
大きな会社、小規模な会社の多様な情報を聞けた。自分の最大の課題に照らして物事を考えることができた。自分への反省(何でもひとりでやっている不安)
普段まわりにいない〝タイプ〟の方々と話す機会をもててよかった。各会社の様々な活動は非常に参考になった。
前半のワークショップで、お題として出された課題をプロジェクターで投影するなど、確認する手段がほしい。ホワイトボードに書くのもいいと思います。
仕事を進めていくうえで障壁となっているものを抽出し、それを解決するための自分が取るべき行動を考えさせられたのはよかったと思います。
他社のCSRへの取り組み、アイディアを聞けてよかった。自身のコミュニケーションスキルの低さを知った。
普段、何となく思っていることを考え直すよい機会になりました。とてもわかりやすく興味深い内容でした。
親和目的な手法をCSR意識向上に使えないか考えてみたい。
コミュニケーションもPDCAを回す必要があることがわかった。効果の測定・可視化が必要ということ。
個々人のメリットを出す仕組みづくりを考えたい。実は人見知りなのですが、地元大阪ということもあり、気楽に初対面の方とも話せました。今後は営業の実践につなげたい。
社内に広めたい→研修に参加させます。ひとりだけでは動かない社内のカベを押すために!
また大阪でフォーラムを開催してほしい。枝廣先生のワークとは別のセミナーも開催してほしい。