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日刊 温暖化新聞|イベント・フォーラム
<企業・団体パートナー向けフォーラム>第20回『社内向けの環境・CSRコミュニケーションの悩みと乗り越え方~実践編~』:2012年06月27日(水)開催
開催日: | 2012年06月27日(水) |
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対象: | 日刊 温暖化新聞の企業・団体パートナーの方のみ。 |
ファシリテーター: | 枝廣淳子 |
参加人数: | 16社・団体26名 |
前回のフォーラム「社内向けの環境・CSRコミュニケーションの悩みと乗り越え方」では、伝え手に伝わらない悩みについて、現状把握のワークを行いました。そして今回、まずは前回お伝えしていた「宿題」についてのディスカッションです。「変えるべきは人々の意識か行動か?」 「社員全員を変える必要があるか?」 「効果測定をしているか?」 こうした点を話し合った上で、枝廣からは「どう伝え、どう行動変容をうながしていけばよいのか」について、実際に実践してきた戦略や事例もご紹介しながら、理論的・科学的な実践方法に関する講義を行い、参加者同士でさらに考えを深め合う時間を持ちました。
【宿題についての個人・グループワーク、全体共有】
「変えるべきは人々の意識か行動か?」
「社員全員を変える必要があるか?」
「効果測定をしているか?(実践している場合は事例)」
※「ポストイット画像詳細はパートナーさまむけメールに別途お送りさせて頂きます。
(ワーク、発表のようす)
●プレゼンテーション
「社内向けの環境・CSRコミュニケーションの悩みと乗り越え方~実践編~」枝廣淳子
プレゼンテーションでは、環境コミュニケーションのプロなら必ず知っておきたい、ベーシックな理論からお伝えしました。例えば「イノベーション普及理論」。新しいアイデアには反発する人が必ず一定数はいるものですが、この理論を知れば、世界を一度に変える必要がないことが分かります。「広げる」戦略を立てる際に役立つこうした理論をいくつか共有した後、人々の「無関心」という壁をどう超えるかといったテーマで参加者同士のブレストを行い、それぞれの職場で生かすヒントを持ち帰っていただきました。
●「相談タイム」
このコーナーでは、パートナー企業さんから、他社の参加者に意見を聞いてみたい話題を提供いただき、みんなでディスカッションして知恵を絞ります。今回は、ケーズホールディングスさまから、ユーザーの立場で家電量販店に望むことは?についてご相談いただくと同時に、この「温暖化新聞」フォーラムを運営するイーズからも、どうすればパートナー企業(団体)を増やせるか?をお尋ねし、みなさんのアイデアを付箋で共有いただきました。
(ケーズホールディングス 高橋さま)
★終了後★
会場ご提供の資生堂 東さまより、
資生堂パーラーさん前にてご説明頂きました。
「FARO slow time」 というお店の内装(テーブルおよびエレベーターホールと店内の仕切りなど)に環境にやさしい素材が使われています。
また、パーラービルのオブジェとして、以前、使用済みの化粧品のガラスビンをアートとして飾っていたこともあるそうです。
(懇親会のようす)
●参加された方の声から
前回に続いてですが、テーマが今の部署の課題でもあり、興味深く議論させていただきました。
受け身でなくいろいろ考える時間があってよかったです。
イノベーション普及理論など新しいキーワードを学びましたので、勉強したいと思います。
弊社にも職場ごとのエコリーダーを置いているので、もっと働いてもらえるよう工夫をしたい。
今後の社内への共有化へ向けて実践していきたい。
次回フォーラムでは、「エネルギー」について取り上げる予定です。
話題の再生エネルギー固定買取制度がはじまり、また、エネルギー・環境の選択肢に関する討論型世論調査もスタートします。こうした最新の動向についての情報共有やパートナーの皆さんと今後のエネルギーについてもワークを行い、自社(団体)に持ち帰って頂けるような会にしたいと思っております。今回日程は2012年8月最終週を予定しておりますが、ただいま調整中ですので、決まり次第ご連絡いたします。