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日刊 温暖化新聞|温暖化FAQ

バイオマスエネルギーは温暖化対策になるのですか?

植物由来のバイオマスエネルギーは、燃焼すると、化石燃料と同じように二酸化炭素を排出します。でも、それは、その植物が成長する過程で光合成によって吸収した二酸化炭素を大気中に戻しているだけですから、二酸化炭素の排出と吸収はプラスマイナスゼロと考えられます。ですから、バイオマスエネルギーを使っても、大気中の二酸化炭素の濃度は上がらないと考えられます。

大気中の二酸化炭素を増やしてしまう化石燃料(石油、石炭、天然ガスなど)のかわりに、バイオマスエネルギーを使えば、出さずにすんだ二酸化炭素の分が、温暖化対策になる、と考えられているのです。

しかし、バイオマスエネルギーを考える際には、3つ大事な点があります。1つは、小麦やトウモロコシ、大豆、サトウキビ、パーム油などをバイオマスエネルギーの原料にすることによって、そういった作物の需要が増え、食糧不足や食糧価格の高騰につながらないか、という点です。

もう1つは、バイオマスエネルギー用の作物を栽培するために、熱帯雨林など天然林を伐採して畑にすると、森林によるCO2吸収量が減ってしまうので、かえって温暖化を加速する危険性がある点です。

そして最後の点は、バイオマスエネルギーをつくり出し、運ぶのにもエネルギーが必要だということです。取り出すエネルギーよりも多くのエネルギーを使ってしまっては(特にそれが化石エネルギーでは)意味がないどころかマイナスになってしまいます。

バイオマスエネルギーはじょうずにつくってじょうずに使えば、その分、化石燃料の消費量を減らし、温暖化対策になりますが、(1)どこで、(2)何から、(3)どのように作られるのか をしっかり見極める必要があります。

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