（ＩＦＡＷより）

カナダ、シャルロットタウン発－地球温暖化の影響でカナダのセントローレンス湾において小氷原が減少しているために、タテゴトアザラシが子どもを産んだり、育てたりできず、大量のタテゴトアザラシの子どもが死滅していることが明らかになった。毎日上空から同湾内に生息するアザラシの生態を観察している環境ＮＧＯ、International Fund for Animal Welfare（ＩＦＡＷ）所属の専門家によれば、今年のアザラシの個体数の減少はここ６年間で最悪で、アザラシの子どもの死亡率は非常に高くなる恐れがあるという。このような状況を受け、同専門家らは、同湾におけるアザラシ猟を中止するようカナダ政府に求めている。