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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年04月23日
エタノール自動車、深刻な健康被害をもたらす可能性あり
カテゴリー:社会
(スタンフォード大学)
米国の自動車全てがエタノール車になったら、呼吸器系疾患による死者や入院患者の数が増大する可能性が高いと結論付ける研究が4月18日発表された。大気圏の研究をしているスタンフォード大学のマーク・ジェイコブソン准教授は、コンピューターモデルを利用して、エタノール車が全米で普及していると予測されている2020年の大気質について、ガソリン車使用とガソリンにエタノールを85%配合したエタノール車使用という2つのシナリオでシミュレーションした。その結果、エタノール車使用によってオゾンが増加する地域があり、肺機能を低下させるオゾンの影響による全米年間死亡者数はガソリン車使用に比べ4%(約200人)多くなると予測。全米のぜんそく患者による救急外来受診件数も770件、呼吸器系疾患による入院患者数も990人それぞれ現行と比べて増えると予測している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070423_2.html
エタノール自動車、深刻な健康被害をもたらす可能性あり