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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20070610

国連報告書:ヒマラヤの氷河溶解により洪水と水不足の恐れ

カテゴリー:気候, 生態系, 社会

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(国連環境計画より)

ネパール・カトマンズ、タイ・バンコク発―ヒマラヤの氷河が地球温暖化によって急速に減少すれば、下流域に住む多くの人々に壊滅的な結果を引き起こす―ー。国際総合山岳開発センター(ICIMOD)と国連環境計画(UNEP)による新たな報告書が警告した。
これは、気温上昇によるヒマラヤ地方の氷河と氷河湖への影響に関する初の包括的な研究の報告書で、ネパール・カトマンズで開かれた世界環境デー(6月5日)を祝う行事のなかで発表された。氷河湖の溶解によって発生する洪水を警告し、災害回避のための早期警告と緩和策を呼びかけている。ブータン、ネパール、パキスタン、インド、中国の5カ国にまたがるヒマラヤ山脈には15,000の氷河と9,000の氷河湖があり、9つの水系が下流に住む約13億人の水源となっている。最近の気候変動予測によれば、例えば中国の氷河は2050年までに3分の2が消失し、2100年までには全てが消失するとされている。

この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070610_1.html
国連報告書:ヒマラヤの氷河溶解により洪水と水不足の恐れ

 
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