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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年06月19日
報告書「豪電力業界はクリーンエネルギーへ切り替えを」
(クライメート・インスティチュート・オーストラリアより)
クライメート・インスティチュート・オーストラリアは5月28日、オーストラリアの電力業界の将来について様々な経済モデルで分析した報告書「メイキング・ザ・スイッチ-豪州クリーンエネルギー政策」を発表した。
それによれば、排出量取引、クリーンエネルギー利用拡大目標設定、エネルギー効率改善方針などを盛り込んだ包括的な政策が電力業界の排出削減対策で最も費用対効果が高いという結果であった。また排出量取引において炭素価格を低く抑えながら様子見の方針をとると、短期的に大幅な排出量削減は見込めず、中長期的にも炭素価格や電気料金の高水準化につながり、クリーンエネルギー利用も拡大できないと結論付けている。また現在実用化されている、あるいは向こう数十年間で実用化が見込まれている様々なエネルギー技術を利用すれば、2050年までに電力業界の排出量は80%削減できるとも予測している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070619_1.html
報告書「豪電力業界はクリーンエネルギーへ切り替えを」