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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年06月29日
温暖化で地中海周辺諸国の酷暑日数が将来2~5倍に
カテゴリー:気候
(パーデュー大学より)
米国インディアナ州ウェストラファイエット発-温室効果ガスの排出が現行ペースで進めば、地中海周辺諸国において人体の健康に危険な影響を及ぼす酷暑の日数が21世紀末までに現在の2~5倍になる、との予測をパーデュー大学の研究グループが6月14日に発表した。
同研究グループは、米国立測候所の熱指数(体感温度の指標)データを利用し、地中海を囲む国々を中心に21カ国における温室効果ガス濃度の上昇と熱ストレスの関係性を分析した。その結果、今後、地中海周辺諸国で最高気温が上がっていき、2003年にフランスで1万5,000人、イタリアで3,000人の死者を出したような規模の熱波もめずらしくなくなる、とも予測した。また、今回予測されたような酷暑日の増加は温室効果ガス削減で最大半減できるとも結論付けている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070629_1.html
温暖化で地中海周辺諸国の酷暑日数が将来2~5倍に