（フロリダ州知事ＨＰより）

３月６日に州議会で施政方針演説を行った米国フロリダ州のチャーリー・クリスト知事は、環境保護を今州議会期の主要政策の１つに掲げると発表した。具体的な政策案として、自動車用のバイオディーゼル燃料の生産や住宅用太陽発電システムの利用など州内での代替エネルギー生産・利用拡大のための予算拡大のほか、専門家や研究者を招いて温暖化対策の技術や戦略について話し合う「環境サミット（Environmental Summit）」の開催計画などを発表。また演説の中で同知事は、｢約1,900キロにおよぶ海岸を擁し、州民の多くが海の近くに住んでいるため、我が州は他の州よりも海面水位の上昇や激しい気象パターンの影響を受けやすい」と危機感を示した。