本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年04月11日
IPCC第2作業部会の報告書、発表される
(気候変動に関する政府間パネルより)
国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第2作業部会は4月6日、気候変動と最近の自然・人間環境変化の関係に関する評価・分析をまとめた第4次報告書「気候変動2007:気候変動の影響、適応、脆弱性(Climate Change 2007:Climate Change Impacts, Adaptation and Vulnerability)」を発表した。その中で、氷河湖の拡大・増大、永久凍土地域の地盤不安定化、渡り鳥の移動時期や植物の芽吹き時期の早期化など、世界中の自然体系の多くが気候変動、特に温度上昇の影響を受けている証拠となる現象が観測されていると報告。また、「地球の平均温度が摂氏2.5度以上上昇すれば、生物種の約20~30%が絶滅の危機に瀕する」など様々な警告を出した。さらに「過去の温室効果ガス排出のために避けられなくなった温暖化の影響に対応するために適応策が必要」といった提言もしている。
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070411_1.html
IPCC第2作業部会の報告書、発表される