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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年04月17日
気候変動で北米南西部の干ばつ、将来さらに悪化へ
(米コロンビア大学ラモント・ドハティ地球研究所より)
人間活動を要因とする気候変動による影響が北米南西部の乾燥地帯における水資源の配分や発展にも影響を及ぼすことが、米コロンビア大学ラモント・ドハティ地球研究所発表の研究で明らかになった。それによれば、北米南西部は21世紀において非常に乾燥し、すでに進行しつつある乾燥気候がさらに進むとの予測が様々な気候モデルから判明した。これらの気候モデルが正しければ、1930年代の砂塵嵐や1950年代の干ばつでみられたような極度の乾燥気候が今世紀半ばまでに同地域に定着してしまう恐れがあるという。この研究を発表したリチャード・シーガー氏は「人口増加による水需要、特に農業用水の需要が高まっており、米国とメキシコの西部地域では、減少しつつある水資源の配分について今すぐ対策を講じる必要がある」と呼びかけている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070417_1.html
気候変動で北米南西部の干ばつ、将来さらに悪化へ