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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20070504

北極海の氷域、計算モデルの予測よりも速く減少

カテゴリー:気候

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(米国国立大気研究センターより)

米国ボールダー発-今年発表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の評価報告で採用された計算モデルの予測よりもはるかに速いペースで北極海の氷域が減少していることが、国立大気研究センター(NCAR)とコロラド大学の国立氷雪データセンター(NSIDC)が4月30日に発表した研究で明らかになった。1953年から2006年までの9月期における北極海氷域の減少ペースは、計算モデルでは10年あたり最大5.4%、平均2.5%と予測されていたが、衛星などによる観測データによると実際は10年あたり7.8%であった。このような差から、夏季における北極海氷域の減少は予測よりも30年も早く進行しているという。研究では「夏季の氷は、IPCCが予測している2050年よりも前に北極海から消失してしまう可能性がある」と結論付けている。

この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070504_2.html
北極海の氷域、計算モデルの予測よりも速く減少

 
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