（欧州投資銀行より）

欧州投資銀行（ＥＩＢ）およびドイツのＫｆＷグループ（KfW Bankengruppe）は５月３日、共同実施（ＪＩ）およびクリーン開発メカニズム（ＣＤＭ）による炭素クレジット購入のための共同プログラムを開始したと発表した。このプログラムは１億ユーロの規模で、ＫｆＷの炭素基金のフォローアッププログラムとカーボンファンドの第２トランシェから成るもの。欧州連合温室効果ガス排出枠取引（ＥＵ－ＥＴＳ）の枠組みの中で、二酸化炭素排出量削減を目指す欧州の企業、とりわけ中小企業による炭素クレジット購入に対し融資を行うことを目的としている。５月２日から４日までドイツのケルンで開かれていたカーボン・エキスポにて両者の間で合意文書が交わされた。