（国連環境計画・金融イニシアチブより）

国連環境計画・金融イニシアチブ（UNEP FI）は世界環境デーの５日、「金融サービス業界による気候変動宣言」を発表した。
宣言にはUNEP FI加盟の23社以上のＣＥＯが署名した。国際金融企業がまとまって地球温暖化に関する声明を発表したのは今回が初めて。宣言では、地球温暖化は人為的理由によるものであり、世界規模で低炭素経済への移行を図らなければ、2040年までに経済的損失は年間最大１兆ドルになる可能性があると認め、「金融機関は気候変動を念頭に毎日の意思決定を行い、より広範囲で行動しなければならない」と業界としての責任を示した。さらに、二酸化炭素排出削減の明確な中長期目標や大胆な再生エネルギー生産目標を設定するよう先進国政府に求めている。