本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年07月17日
エネルギー高密度のバイオマス燃料の製造方法が開発される
(ウィスコンシン大学マジソン校より)
ウィスコンシン大学マジソン校は6月20日、同校のジェームス・デュメシック教授(化学・生物学)の研究チームが、バイオマス由来の糖質を、エタノールよりもエネルギー密度が40%も高く、輸送用燃料として利用できる2.5ジメチルフラン(DMF)に変換する方法を開発したと発表した。
この方法では、触媒に酸と銅、溶剤に塩分とブタノールを利用し、化学的に糖質を操作する。エタノールはエネルギー密度が低く、蒸留工程でエネルギー消費量が多いなど欠点があるが、DMFはこのような点で優れており、さらに保管時も安定性が高いなど利点が多い。「まだ課題はあるが、今回の結果で、ガソリンに匹敵するエネルギー密度を持つ輸送用液体燃料をバイオマスから製造できることが証明された」と同教授は話している。
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2007/20070717_1.html
エネルギー高密度のバイオマス燃料の製造方法が開発される