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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年12月24日
国連報告書:物価高で食料危機に陥る貧困層が増加
(国連より)
イタリア、ローマ発-国連食糧農業機関(FAO)は12月17日、基本作物の価格が急上昇したために食料危機に陥った貧しい国々に対する支援の緊急性を呼びかけた。FAOが11月に発行した「食料需給見通し」によると、今年、低所得食料不足国が輸入した食料の総費用は、2006年より25%増加したと推定されている。
FAOのジャック・ディウフ事務局長は、「上昇する食料価格がさらに高まることによる悪影響を回避し、特に打撃が大きい国々で穀物生産を速やかに増加させるために、早急で新しい措置が必要である」と述べた。
現在、40カ国近くが紛争や災害が原因の食料危機に直面しているが、食料備蓄の減少、気候変動に関連性がある洪水や干ばつ、石油価格の上昇、バイオ燃料の需要増加によって、食料価格は空前の高騰を示しており、状況はさらに悪化している。FAOによると、穀物価格の上昇のために、すでに数カ国で食料価格の上昇に反対する暴動が勃発しているという。
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国連報告書:物価高で食料危機に陥る貧困層が増加