本文の先頭です。
日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年08月18日
研究報告:気候の温暖化で異常降雨が増加
(英国レディング大学より)
英国レディング大学は、気候の温暖化と激しい熱帯性豪雨との関連を裏付ける、初の衛星観測データを公開した。この内容は、米科学誌「サイエンス」のオンライン速報版「サイエンス・エクスプレス」に8月7日付けで掲載された。
同大学の研究チームは、20年に及ぶ衛星観測データを解析し、異常降雨と気温との間に明確な関連性があることを発見した。つまり、豪雨の発生は暖候期に増加し、寒候期に減少する可能性が高いという。
また、コンピュータによる気候モデルも、地球温暖化によって異常降雨の強度が増加することを以前から予測していたが、観測データによる異常降雨の増幅は、気候モデルの予測を大幅に上回っていることが分かった。
「驚いたのは、気候モデルが、温暖化に伴う豪雨強度の増加を過小評価していると思われる点だ。同様に、異常降雨に関する将来の変化予測についても、過小評価されている可能性がある」と、米国マイアミ大学のBrian J. Soden博士は述べている。
DSR指標= DSR指標とは?
この記事のURL
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080818_1.html
研究報告:気候の温暖化で異常降雨が増加