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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年12月16日
WMO速報値:2000-2009年は観測史上最も暑い10年
(世界気象機関より)
スイス、ジュネーブ発-世界気象機関(WMO)は12月8日、2009年は1850年の観測開始以来、5番目に暑い年になるとの見通しを発表した。2009年の世界の海水面と地表面の気温の平均は、1961年から1990年の年平均気温(摂氏14度)を摂氏0.44度上回る見込み。また、2000年から2009年までの10年間は、1990年から1999年までの10年間よりも高温だったことが明らかになった。
2009年は、世界のほとんどの地域で平年を上回る気温を記録。平年を下回ったのは、北米大陸(米国とカナダ)のみ。南アジアと中央アフリカの大部分の地域では、観測史上最も暑い年であった可能性が高い。
今年は特に、南米大陸南部、オーストラリア、南アジアで異常気象の頻発化、強大化が顕著だった。6月、ラニーニャ現象からエルニーニョ・南方振動へと移行し気温が上昇。北極海では融解期の海氷面積が、2007年と2008年に続き史上3番目の小ささとなった。
2009年のデータは引き続き、WMOに加盟する189の国の気象機関や研究機関によって収集・分析される。最終的なデータは、2010年3月に発行される年次報告書「世界の気候状況に関するWMOステートメント」で公表される予定。
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WMO速報値:2000-2009年は観測史上最も暑い10年