（スペイン政府より）

西地中海にある10カ国が参加する５＋５対話（5+5 Mediterranean Dialogue）の枠組みで初となる環境と再生可能エネルギーに関する閣僚会合が４月26日、アルジェリアのオランで開催された。

５＋５対話には、西地中海の北岸にある５カ国（スペイン、フランス、イタリア、マルタ(*1)、ポルトガル）と南岸にある５カ国（アルジェリア、リビア、モロッコ、モーリタニア、チュニジア）が参加している。

会合の最後に発表された「オラン宣言」では、地中海諸国間での環境政策統合の重要性が再度確認されたほか、主に以下の点についての重要性が強調された。

　・気候変動適応策の、地域の開発計画での優先課題化
　・海洋環境の保護、汚染対策および沿岸部の統合管理
　・地中海における水戦略の策定
　・有害廃棄物、リサイクル資材等の越境輸送の監視・管理に関する国際協定の適用
　・「砂漠化防止小地域行動計画（ＰＡＳＲ：Regional Action Programme to Combat Desertification）」枠組み内での協力と干ばつ適応策に関する知見交流や科学・技術協力の強化
　・再生可能エネルギー、エネルギー効率、持続可能な都市開発の分野での協力強化

(*1) 本記事のリリースではマルタが含まれていなかったが、会合に関する以下の参考資料で確認した。

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