（オンタリオ州エネルギー省より）

カナダ・トロント発―カナダ・オンタリオ州は2012年までに白熱灯電球の販売を禁止すると同州エネルギー省および環境省が４月18日に発表した。オンタリオ州の全家庭で白熱灯電球をエネルギー効率のよい小型蛍光灯電球（ＣＦＬ）に替えた場合、年間で600万メガワット時の節約になり、自動車25万台分の温室効果ガス排出量削減に相当する効果があげられるという。エネルギー省のダンカン大臣は「こうした小さな変化によって非常に大きな効果をあげることができる」と述べ、地球温暖化対策の一歩として州民に取り組みを呼びかけた。同州は今後、州政府の建築物にはエネルギー効率のよい電球のみ購入する予定。ＧＥ（ジェネラル･エレクトリック）カナダや環境ＮＧＯ地球の友カナダは同州の動きに歓迎の意を表明している。