（国連より）

米国ニューヨーク発―国連の潘基文事務総長は５月１日、気候変動問題を担当する特使を任命した。今回任命されたのはノルウェーのグロ・ハルレム・ブルントラント元首相、韓国の韓昇洙（ハン・スンス）元外交通商相、チリのリカルド・ラゴス・エスコバル元大統領の３名。潘事務総長はこれまでにも「気候変動は地球規模の大きな問題である」と述べて、この問題会解決に向けて国際社会においてリーダーシップをとる意向を表明している。３名の特使たちは、まずは気候変動問題の交渉において主要な役割を果たしている国を含めた各国政府の意向を探り、国連において多国間の気候変動問題の交渉をいかに進めるか等、事務総長に助言を行っていく。