（英国環境・食糧・農村地域省より）

英国ロンドン発―英国のデビッド・ミリバンド環境相は、５月12日にロンドンで開催された気候変動に関する市民サミットにて、二酸化炭素排出量削減に向けて政府、企業、消費者がともに取り組む必要性を強調した。同省では、３月に気候変動法案を発表したのに続き、ライフスタイルによる二酸化炭素への影響について国民の理解を深め、個人の行動の変化を促すようなプログラムを進める等の取り組みを行っている。今回の市民サミットは、気候変動法案に関連して個人が気候変動に対して前向きに取り組むような政策の立案を支援すること、また気候変動に関する意識を高め、議論を促すことを主な目的としたもの。ミリバンド環境相は「このサミットは政府と国民の気候変動に関する対話に新たな天地を開くものだ」と評価した。