（ＥＵ議長国ドイツＨＰより）

運輸に関わる欧州エネルギー戦略が６月11日、欧州連合（ＥＵ）加盟国の運輸大臣の会合で満場一致で採択された。
ＥＵでは、３月の欧州理事会で初めて気候変動やエネルギー、運輸が議題に取り上げられており、そのことが今回の決定の下地となった。今回の結論は運輸に関する欧州のエネルギー戦略の初のロードマップとなるもので、まずは乗用車の燃費が優先項目とされている。また、今回の会合で議長を務めた独ティーフェンゼー運輸相は、自動車以外の交通手段についてもエネルギー効率と気候変動の影響に関する大幅な改善が必要だとして、「特に、環境にやさしい船舶用ディーゼルの利用や内陸水路用の燃料の改善を進めることが重要だ」と語った。