（ＥＮＳ、ニュージャージー州知事ＨＰより）

米国のハワイ州とニュージャージー州はそれぞれ７月１日と６日に、2020年までに温室効果ガスを1990年水準にまで削減する数値目標を盛り込んだ温暖化対策条例を施行した。

民主党のジョン・コーザイン・ニュージャージー州知事はライブ・アース前日に関係者と共に署名式を行ったが、共和党のリンダ・リングル・ハワイ州知事は特に署名式など行わなかった。各州議会における本条例案の採決では、いずれの州でも超党派の圧倒的多数による支持で可決されている。他に州政府で温暖化対策条例を持つのは、2006年９月に施行したカリフォルニア州のみ。ニュージャージー州の条例では、2050年までに2006年水準から排出量を80％削減させるという、カリフォルニア州よりも大胆な削減目標を設定している。

現在、コネティカット、ニューメキシコ、ウィスコンシンなど８つの州政府が温暖化対策条例案を審議している。