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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2007年10月30日
北極報告書:気候変動の規模と進行、予測を上回る
(米国海洋大気庁より)
米国ワシントンDC発-米国海洋大気庁(NOAA)は10月17日、北極の状態を追跡する報告書の第一次改訂を発行し、同地域での変化は過去の気候モデルの予測より規模が大きく、急速に進行していることが判明したと報告。
「レポートカード(Report Card)」は科学者の国際チームによって作成されており、NOAAの職員が主執筆者を担当。NOAAの海洋大気研究所のリチャード・スピンラッド担当長官補佐は、「北極は他の地域と緊密に結びついているため、北極で起きることは他へも影響を及ぼす」と指摘し、同報告書を毎年改訂することで、政策決定者と科学界は現在北極で起きている変化についての重要な情報を得ることができると述べた。科学者の国際チームは、論評の対象となるサイトを開設し、北極の環境での複数の変化を追跡している。2007年に北極中心の夏の海氷面積は、1980年代より40%少なかった。夏の海氷の消失が継続していることは最も劇的な例だが、変化は大気、陸地、海洋、多くの北極の種についても観察されている。
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北極報告書:気候変動の規模と進行、予測を上回る