（国連より）

スペイン、バレンシア発―国連の「気候変動に関する政府間パネル（ＩＰＣＣ）」の第27回総会が11月12日、スペインのバレンシアで開幕。各国政府の代表や科学者が一同に集まり、2007年にＩＰＣＣが発表した気候変動の影響に関する評価報告について検討し、最終日の17日に「第４次統合報告書」として公開する予定。

同報告書は12月にインドネシアで開かれる気候枠組み条約第13回締約国会議（ＣＯＰ13）でも報告され、2012年に失効する京都議定書の後の枠組みが検討される。国連環境計画（ＵＮＥＰ）のアヒム・シュタイナー事務局長は開会の挨拶で、「命運を握るバリ会議に参加する何千もの代表者の一人一人は、ここバレンシアでの成果物を手引書として、スーツケースに詰め、後ろポケットにしのばせるでしょう」と述べた。

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