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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年01月29日
シベリアの永久凍土、急速に融解
(海洋研究開発機構より)
海洋研究開発機構は1月18日、シベリアの地中の温度が2004年以降劇的に上昇し、永久凍土の融解が急速に進んでいるとの調査結果を発表した。地球温暖化に伴う気温上昇に加え、降水量や積雪量の大幅な増加など、水循環の変化が大きな要因とみられる。この調査は、ロシア科学アカデミー・シベリア支部との共同研究として行われた。
調査結果によると、東シベリアの3カ所の観測地点における地下3.2メートルの平均地温は、2006年に最高値を記録。ヤクーツクでは、毎年夏季に融解する凍土の厚さは1.0~1.5メートルほどだったが、2004年以降急激に厚くなり、2006年には2.0メートルを超えた。2003年以降、ヤクーツクでは夏季降雨量と冬季積雪量が著しく増加している。
シベリアでは、降水量の増加と凍土の融解に伴い、真冬の河川流出や湖沼面積の拡大など、従来見られなかった現象が起き始めているという。
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シベリアの永久凍土、急速に融解