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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年05月17日
太陽光発電 世界中で「熱く」広がる
(ワールドウォッチ研究所より)
ワシントンDC発-ワールドウォッチ研究所は5月8日、2007年における世界の太陽電池生産量が51%増加して、3,733メガワットに達したと報告した。これは、同研究発行の最新報告書Vital Signs Update によるもの。
2007年に世界で設置された太陽電池モジュール発電量は2,935メガワット以上で、1996年から累計すると9,740メガワット以上に達するという。欧州300万以上の家庭における年間電力需要が賄える数字である。
この1年で、欧州はドイツに率いられ、太陽電池生産量で日本を追い越し世界をリードした。欧州の2007年発電容量は1,063メガワットと推定される。太陽光発電装置設置数においては、ドイツが全体のほぼ半分を占め、群を抜いて世界第1位。設置数第2位はスペインとなっている。
米国は太陽電池生産量がかなり増加したにもかかわらず、その生産量と設置数において、世界で米国が占める割合は減少を続けた1年となった。一方で、中国は、2006年に太陽電池製造量で米国を抜いて世界第3位となり、2007年の国内生産量は日本に次いで2位にランクした。中国の太陽電池生産量はこの2年で6倍以上に増加している。
同研究所の上級研究員で報告書の著者ジャネット・ソーウィン氏は、「太陽光をはじめとする再生可能エネルギーは、気候変動への取り組み、エネルギー安全保障の拡大、雇用の創出を図っていく中で、世界のエネルギー需要を満たす可能性を大きく秘めている」と語っている。
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2008/20080517_1.html
太陽光発電 世界中で「熱く」広がる