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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年06月20日
国連報告書:世界の難民数、2年連続で増加
(国連難民高等弁務官事務所より)
ロンドン発―国連難民高等弁務官のアントニオ・グテーレスは6月17日、「世界の難民状況2007年」を発表し、2007年末の時点で紛争や迫害による世界の難民数が1,140万人、国内避難民は2,600万人だったことに対して懸念を表明した。
グテーレス高等弁務官は、2001年から2005年の5年間は減少していた難民数が、これで2年連続増加したことを受けて、「憂慮すべき問題である」としながら、「私たちは現在、多くの世界規模の複雑な問題に直面しており、今後はさらに強制避難が増える恐れがある。こうした問題には、世界のホットスポットでの新しい紛争に関連した複数の緊急事態、劣悪な統治、気候が原因の環境悪化による資源不足をめぐる争い、貧困層に特に深刻な打撃を与える極端な値上げなどがあり、多くの地域で不安定の原因になっている」と述べた。
同報告書によると、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が援助対象とする難民は、昨年末までに990万人から1,140万人に増加し、国内避難民監視センター(IDMC)によると、紛争が原因の国内避難民の数は、2,440万人から2,600万人に増加した。
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国連報告書:世界の難民数、2年連続で増加