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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年07月11日
PwC報告書:温暖化のリスク軽減は技術的にも経済的にも実現可能
(プライスウォーターハウスクーパースより)
英国、ロンドン発-プライスウォーターハウスクーパース(PwC)は7月3日、温暖化がもたらす深刻な影響のリスク軽減は技術的にも、経済的にも実現可能であるとする報告書を発表した。しかしながら、大胆で迅速な行動をおこす緊急性がさらに高まっているとし、各国政府に対し、地球温暖化と戦う政治的意志を明示するよう求めている。
PwCは2006年に同じテーマで報告書を作成しているが、中国やインドで高い経済成長が見込まれていることもあり、この問題の規模は拡大している。今回の2008年改訂報告書では、もし現状のまま何も対策をとらなければ、エネルギー使用から排出される世界の二酸化炭素(CO2)は2050年までに2倍以上になるとしている。
この報告書は、「よりグリーンな成長+CO2の回収・貯留(CCS)」という戦略を通じて、経済成長を大きく損なうことなく2050年までに世界の排出量を半減することを提案しており、さまざまな分野で直ちに行動すれば実現が可能だという。その際、先進国(G7)は、2050年までに現在のレベルから80%程度のCO2削減を求められる。一方、経済成長の著しい新興国7カ国(E7)は、2020年頃までに排出量の増加を抑制し、それ以降は削減を目指すことになる。
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PwC報告書:温暖化のリスク軽減は技術的にも経済的にも実現可能