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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2008年09月15日
ドイツ:世界初となるCO2貯留型石炭火力発電の試験設備、運転開始
(ヴァッテンファルより)
欧州のエネルギー会社ヴァッテンファル(本部:スウェーデン、ストックホルム)は9月9日、ドイツ・ブランデンブルク州において、世界初となる二酸化炭素(CO2)貯蔵型石炭火力発電の試験設備の運転を開始したと発表した。運転開始式にはドイツのトーマス・デメジエール首相府長官、ブランデンブルグ州のマティアス・プラツェク首相、スウェーデンのラーシュ・レイヨンボリー高等教育・研究大臣も参加した。
1年3カ月と約7,000万ユーロを投じて建設された同試験設備の容量は30メガワット。発電時に排出されるCO2は完全分離・液化され、さらに処理されてから地中に長期間貯留される。
2001年からCO2回収・貯留(CCS)技術を研究してきたヴァッテンファルは、今回開始した設備で数年間試験運転を行なってから、2015年までに電気容量500メガワットの実証発電所2カ所の稼働開始を目指す。さらに、CCS技術は2020年から実用化し、大容量の商用発電所に応用できると目論んでいる。
運転開始式に参加した同社CEO兼社長のラーシュ・G・ヨセフソン氏は、試験設備について「CO2をほとんど排出しない石炭火力発電所実現への一里塚、研究から実用化への第一歩」と語った。
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ドイツ:世界初となるCO2貯留型石炭火力発電の試験設備、運転開始