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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年04月29日
温室効果ガス 経済不況に関わらず上昇続く
カテゴリー:気候
(米国海洋大気庁より)
米国海洋大気庁(NOAA)は4月21日、2つの温室効果ガスが2008年に増加したことを発表した。2つのガスは、二酸化炭素(CO2)とメタンガスで、どちらも温室効果ガスの中では大量に排出されている。NOAAが発行する温室効果ガス年指標(NOAA's annual greenhouse gas index)作成のための調査で明らかになったもので、調査は世界60カ所のデータを追っている。
調査では、2008年12月末の時点で、化石燃料燃焼に伴うCO2が162億トン、メタンガスが1,220万トン増えていることが確認された。世界経済が悪化し、化石燃料に依存する幅広い活動が縮小しているにも関わらず増加していることになる。
NOAAの地球システム研究所の科学者ピーター・タンズ氏は、「現状を改善し、気候変動影響を弱めるには、私たちの化石燃料依存を軽減し、再生可能な資源からのエネルギー製造量を増やすしかない」とし、「私たちはNOAAで、ここ何十年と、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量を見てきた。今後も、状況の査定を助け、政策決定者に助言するためにこの作業は続ける」と述べている。
DSR指標= DSR指標とは?
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090429_1.html
温室効果ガス 経済不況に関わらず上昇続く