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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年05月01日
報告書:バイオマスは炭素吸収源それとも排出源?
カテゴリー:エネルギー
(英国環境庁より)
英国環境庁が4月14日に発表した報告書によると、エネルギー作物や廃棄物を燃料として使い電気と熱を作り出すことは、英国の再生可能エネルギー利用目標と温室効果ガス削減目標達成に重要な役割を果たすことが可能だが、そのためには適切な生産・利用方法が前提になるという。
最良の方法に従えば、石炭に比べ最大98%まで排出量を削減できるが、最悪のケースでは、全体の排出量はガス利用の場合を上回るとしている。報告書では、バイオマスを適切に利用することで、2020年までに二酸化炭素換算で年間300万トン以上の削減ができると試算している。
バイオマス利用の最悪のケースとしては、かつて草原だった場所に大量の窒素肥料を使ってエネルギー作物を栽培し、燃料製造工程でエネルギーを消費し、製造した燃料を遠くまで輸送し、さらに、発電と熱利用の両方ではなく、単に発電のみに燃焼させる場合が考えられる。
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報告書:バイオマスは炭素吸収源それとも排出源?