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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年07月04日
空高く上がる凧で風力発電?
(カーネギー研究所より)
米国のカーネギー研究所は6月15日、同研究所とカリフォルニア州立大学による最新報告書で、ニューヨークが高高度の風を利用する場所として一等地であることが明らかになったと報じた。カイト(凧)型の風力タービンは、高高度の風力から発電できる可能性があるとしており、ニューヨーク上空の高風は、全体で世界需要の100倍以上に達するほどの十分なエネルギーを有しているという。
今回の報告書は、米国の環境予測センターとエネルギー省による28年間のデータを利用し、大気上層部で入手可能な風力エネルギーの世界的な調査をまとめたもの。世界初の試みとなったこのたびの研究では、風力の可能性を評価する単位として、「風力密度」を用いた。この単位には、さまざまな高度における風速と空気密度の両方が考慮されている。
報告書を執筆した同研究所のケン・カルデイラ氏によると、高高度の風には莫大な量のエネルギーがあるが、それを大規模に利用するには約3万フィート(約9,100メートル)上空のジェット気流近くまでいかなければならないという。
高高度の風力エネルギーが高かった世界の都市のトップ5には、東京、ニューヨーク、サンパウロ、ソウル、メキシコ市が挙げられた。
DSR指標= DSR指標とは?
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