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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年07月03日
米国カリフォルニア州:太陽光線の熱線を遮断する窓ガラス、新車に義務付けへ
(カリフォルニア大気資源委員会より)
米国、カリフォルニア州サクラメント発-米国のカリフォルニア大気資源委員会(CARB)は6月25日、2012年以降に州内で販売される新車に対し、太陽光線の熱線を反射・吸収する窓ガラスの使用を義務付ける規制を採択した。車内温度の上昇を抑え、冷房効率を高め、温室効果ガス排出量を削減するのがねらい。この規制により、2020年の二酸化炭素排出量は、およそ70万トン削減される見込み。
新基準に適合する窓ガラスは、現在販売されている車に比べ、太陽光線の熱線を33%も遮断し、乗用車の車内温度をおよそ華氏14度低下させる機能を持つ。新基準への対応として、ガラス製造の際に化学物質を添加したり、微量の金属類をコーティングした合わせガラスを用いるなど、さまざまな新技術の導入が予想される。
この規制は二段階に分けて行われる。まず、2012年から3年間は、州内で販売される新車の窓ガラスは、車内に入る太陽光線を45%遮断するものでなければならない。さらに2016年になると、自動車メーカーは、新車を販売する際に、太陽光線を最低でも60%遮断する窓ガラスを使用するか、同等の結果が得られる代替技術を提案することが義務付けられる。
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米国カリフォルニア州:太陽光線の熱線を遮断する窓ガラス、新車に義務付けへ