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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年09月07日
1,000の村落への太陽光LEDの設置、中国南部で始まる
(ザ・クライメート・グループより)
ザ・クライメート・グループとジェット・リー・ワン基金(Jet Li One Foundation)は8月22日、中国貴州省の首都貴陽で、街路灯など太陽光LED(発光ダイオード)による照明設備を村落に設置する「『1,000の村落に太陽光LEDを』イニシアチブ(1000-Village Solar LED Initiative)」を開始した。ザ・クライメート・グループが発表した。
このイニシアチブは5年間のプロジェクト。貴陽市のミャオ族が住む地域で実証プロジェクトが行われた後、第一段階となる最初の2年は中国の400の村落、第二段階では中国、インド、アフリカ諸国の600の村落に拡大していく。当面の資金は主にジェット・リー・ワン基金が提供するが、プロジェクト進行とともに資金調達のしくみも立ち上げていく予定。
村落にLED照明設備を設置するという構想について、クライメート・グループ中国事務所都市プログラム部のワン・チェンボ部長は、「中国において送電網をひけない多くの村落では、太陽光LEDのような代替技術が好まれる選択肢となっている。このような代替技術は地方住民の生活の質を向上すると同時に、温室効果ガスの排出も回避できる」と話す。
開始式典には、各団体を代表してトニー・ブレア前英国首相と俳優のジェット・リー氏も参加した。
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20090907_1.html
1,000の村落への太陽光LEDの設置、中国南部で始まる