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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年10月22日
9月の世界の陸地表面温度、過去2番目の高さを記録
(米国海洋大気庁より)
米国海洋大気庁(NOAA)は10月15日付けのリリースで、米国ノースカロライナ州アッシュビルにあるNOAAの気候データセンター(NCDC)によると、9月の世界の陸地・海洋表面温度は、1880年以来の観測史上で、陸地表面温度が2005年に次いで2番目に、海洋表面温度は5番目に高かったと発表した。
陸地表面温度は、20世紀の平均値の15度よりも0.62度高かった。大幅の気温上昇が観察されたのは、カナダと米国48州の北と西の地域で、通常よりも気温が高かったのは、欧州全域とアジアやオーストラリアの大部分だった。
2004年と並んで観測史上5番目に高かった海洋表面温度は、20世紀の平均値の16.2度よりも0.5度高かった。平均温度よりも低かったのは、南極海とアラスカ湾だった。
また、同月の北極の海氷面積は平均543万9000平方キロメートルで、観測が開始した1979年以降で3番目に低い9月を記録した。この面積は1979~2000年の平均値よりも23.8%低く、13年連続で北極の海氷面積が平均を下回ったことになる。
一方で同月の南極の海氷面積は、1979~2000年の平均値よりも2.2%高く、2006年と2007年に次いで3番目に多い9月を記録した。
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9月の世界の陸地表面温度、過去2番目の高さを記録