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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年10月21日
ウガンダ、アフリカ初の森林プロジェクトで温室効果ガスを削減
(世界銀行より)
ウガンダ、カンパラ発-世界銀行は10月6日、ウガンダのナイル川流域再植林プロジェクトが、京都議定書に基づくクリーン開発メカニズム(CDM)事業として、国連登録されたと発表した。アフリカ諸国の森林プロジェクトがCDM事業に登録されたのは、今回が初めて。
同プロジェクトは、ウガンダの森林局(National Forestry Authority, NFA)と地元の住民組織が実施している画期的な植林事業で、世界銀行のバイオ炭素基金の支援によるもの。森林伐採と土壌浸食によって荒廃した草地に、マツや在来種などを植林し、持続可能な森林管理の模範例を示している。
この地域では、5つの小規模プロジェクトが進行中であり、すべてがCDMに登録されると、植林面積は合計で2,137ヘクタールに達する。こうしたプロジェクトは、雇用の創出など地域に多くの利益をもたらすが、これまでにCDM事業として国連に登録された森林プロジェクトは、世界全体でわずか8事業にすぎない。
森林は、気候変動交渉における重要課題である。現在、新規植林と再植林のみがCDMの対象事業となっているが、12月のコペンハーゲン会議に先立ち、交渉担当者は、湿地再生や農業など、土地利用に関する事業活動を対象に含めるべきか検討中である。
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ウガンダ、アフリカ初の森林プロジェクトで温室効果ガスを削減