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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年10月24日
航空業界、気候変動計画を国連に提示
(国際航空運送協会より)
ニューヨーク発-国際航空運送協会(IATA)は10月13日、同協会事務局長兼CEOのジョバンニ・ビジニャーニ氏が、ニューヨークの国連本部で潘基文事務総長と面会し、航空業界の気候変動戦略と温室効果ガス削減目標を提示したと伝えた。
航空業界が提示したのは、「2020年まで年平均1.5%の割合で燃費を向上させる」「2020年以降はカーボン・ニュートラルを行い、二酸化炭素排出量を安定化させる」「2050年までに二酸化炭素排出量を2005年比で半減させる」という三つの目標。ビジニャーニ事務局長は、「これらの目標を達成するために、何としても国連の枠組みの中で取り組みたい」と述べている。
航空業界は、削減目標の承認とともに、国際民間航空機関(ICAO)の主導の下、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)との連携で進められている、セクター別アプローチに対する各国政府の合意を得たい考え。
航空業界が提案するセクター別アプローチは、主に三つの内容で構成されている。
・航空業界の二酸化炭素排出量は、国別ではなく世界全体で考える
・航空業界は、自らが排出する二酸化炭素に対して全面的な責任を負い、排出の費用を一度だけ支払う
・航空業界は、根本的な対策技術が開発されるまで、二酸化炭素相殺のため国際炭素市場に参加できる
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航空業界、気候変動計画を国連に提示