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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年10月25日
FAO:世界の森林を監視する衛星データ・システム開始
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(国連食糧農業機関より)
イタリア、ローマ発―国連食糧農業機関(FAO)は10月20日、森林の減少・劣化による温室効果ガス排出を減らすため、高解像度の衛星データを使った監視システムの利用が可能になったと発表した。無料で、すぐに使えるこの世界初の監視システムは、世界森林資源評価の一環としてFAOなどが立ち上げたもの。
FAO事務局長のジャック・ディウフ(Jacques Diouf)氏は、「これまで、このようなデータが途上国の利用者に直接提供されることはなかった。森林の減少・劣化による温室効果ガス排出削減を実施しようとする国々にとって、正確で、透明性の高いモニタリングが低費用でできることになる」と語る。
森林の減少・劣化に由来する温室効果ガスの排出削減(REDD)は、気候変動対策に大きな進展をもたらす可能性がある。しかしながら、多くの途上国には十分な炭素観測システムがない。「この新しい監視システムは、REDDの実現へ向けた重要な一歩となる」とFAOのピーター・ホルムグレン(Peter Holmgren)氏は述べる。
DSR指標= DSR指標とは?
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FAO:世界の森林を監視する衛星データ・システム開始