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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2009年10月28日
研究報告:化石化した森林は気候変動への抵抗力に富む
(ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校より)
英国のロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校は10月1日、同校の科学者チームが、「地球最古の熱帯雨林は、気候変動によって破壊されているが回復も早い」とする研究結果を発表した。同校のハワード・ファルコン・ラング博士が率いた今回の研究は、米国イリノイ州の炭鉱で見つかった3億年前の熱帯雨林に関する発見事項に基づいて行われた。
この熱帯雨林は、広大な面積にわたって残存しており、化石化した森林では世界最大級。現場の岩石には、気候の変化を裏付ける証拠が残されている。化石を見ると、氷河時代に熱帯地方が干上がり、熱帯雨林も全滅寸前まで追い込まれたが、何とか回復を遂げ、全盛期の姿に戻ったことが分かるという。
研究チームは、米国地質学会発行の『ジオロジー』誌に掲載された研究結果の中で、熱帯雨林の生物種が氷河時代の真っ只中にほぼ消滅したことを示した。また、気候が温暖になるにつれ、その後間もなく形成された炭層には、おびただしい数の生物種が含まれているということも明らかにしている。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20091028_1.html
研究報告:化石化した森林は気候変動への抵抗力に富む