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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20091208

スコットランドで波力発電装置が本格稼働

カテゴリー:エネルギー, 技術, 政治

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(アクアマリン・パワー社より)

11月20日、英国・スコットランドのオークニー諸島にある欧州海洋エネルギーセンター(EMEC)で、世界最大級の波力発電装置“オイスター(Oyster)”が、正式に稼働を開始した。スコットランドのアレックス・サモンド首席大臣が現場を訪れ、運転開始のスイッチを押した。

アクアマリン・パワー社(スコットランド、エジンバラ)が開発したオイスターは、高圧水を陸上の水力タービンへくみあげることで発電を行う装置。この電力は、ナショナル・グリッド社の送電網に送られた後、オークニー諸島および島外の家庭に供給される。20機のオイスターを稼働させれば、寝室が三つある家庭9,000軒分の電力をまかなえるという。

「スコットランドの水資源は、欧州における波力発電の約10%、潮力発電の1/4をまかなえるだけの潜在能力を持っている。野心的な気候変動目標を達成し、高度な技術を要する環境関連の雇用を生み出し、差し迫った地球規模の課題に十分な貢献をするため、スコットランド政府は、この豊富な自然資源を確実に生かそうと尽力している」と、サモンド首席大臣は述べた。

オイスターは、水深10~16メートルの沿岸における波力エネルギーを利用するための装置。最低限の可動部品だけを備え、電気部品はすべて陸上に配備されている。また、スコットランドの荒々しい海に耐えうる頑丈なつくりとなっている。

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この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2009/20091208_1.html
スコットランドで波力発電装置が本格稼働

 
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