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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース

20100310

NASA研究報告:路上交通部門は地球温暖化の最大要因

カテゴリー:生態系, 経済, 運輸

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(NASAより)

米国航空宇宙局(NASA)は2月18日、NASAのゴダード宇宙科学研究所の科学者ナディーン・アンガー(Nadine Unger)氏を中心とする研究チームが、気候変動への影響を経済部門別に分析した研究を発表したと伝えた。

この研究によると、現在および近い将来における温暖化の最大の要因は路上交通部門だと指摘している。自動車、バス、トラックなどは、温暖化を促進する汚染物質や温室効果ガスを多く排出する一方で、温暖化抑制効果のあるエアロゾルの排出は少ないという。

他方、産業部門では、温暖化を促進する物質の排出も多いが、同時に、太陽光を反射したり、雲の性質を変化させたりすることで冷却効果をもつ硫酸塩エアロゾルなども排出する場合が多い。研究チームは、温暖化対策としては路上交通部門をターゲットにするのが効果的だとしている。

先進国では、産業部門からのエアロゾルの排出を減らしてきており、冷却効果が減少しているともいえる。しかしながら、アンガー氏は、「人の健康や、生態系を守るためには、エアロゾル粒子を排除する以外に方法はなく、そのためには、温室効果ガスや温暖化を促進する汚染物質の削減に向けてさらなる努力をするべきだ」と述べている。

DSR指標= D DSR指標とは?

この記事のURL

http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100310_1.html
NASA研究報告:路上交通部門は地球温暖化の最大要因

 
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