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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年03月09日
スウェーデンの気候変動に関する報告書:「経済成長と温室効果ガス削減を実現」
(スウェーデン政府より)
スウェーデン政府は2月16日、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)で採択されたガイドラインに従い、気候変動に関する政府報告書の第5版を発行した。報告書は、スウェーデン社会の基本的な現状を示し、あらゆる社会分野を見直すもので、各分野ごとの温室効果ガスの排出量と削減が報告されている。また、1990年以降の各年の総排出量が、排出量削減のためのさまざまな政策手段の影響とともに示されている。
報告書では、スウェーデンが経済成長と温室効果ガス排出量削減を切り離し、両方の達成に成功したことが示された。導入された政策手段はかなりの効果を挙げており、排出量は1990年以来およそ9%削減され、同時に比較的高い経済成長を遂げたという。また、2020年までに「排出量は減少し続けるだろう」と予測する一方、2020年までに温室効果ガスを40%削減する、という国家目標を達成するためには、さらなる対策が必要だともしている。
さらに今回の報告書は、スウェーデンの脆弱性と、気候変動の適応策として同国が取り組んでいることも盛り込んでいるほか、気候変動に関する同国での教育や養成、一般意識を高めるための取組みについても触れている。
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スウェーデンの気候変動に関する報告書:「経済成長と温室効果ガス削減を実現」