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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年06月17日
中国と米国、温室効果ガス排出量の測定と報告を実現
カテゴリー:社会
(世界自然保護基金より)
ドイツ、ボン発-世界自然保護基金(WWF)は6月7日付けのリリースで、温室効果ガス排出量が世界で最も多い米国と中国が、二酸化炭素(CO2)をはじめとする温室効果ガスの排出量を正確に測定し、報告するための技術と方法を整えた、と発表した。
両国では既に、温室効果ガス排出量に関する正確でタイムリーなデータを確実に把握できるしくみを実施。このことについては、報告書(Counting the Gigatonnes: Building Trust in Greenhouse Gas Inventories from the United States and China)にまとめられ、このたびボンでの気候に関する国際交渉の場で発表された。
WWFの米国気候プログラムの担当責任者ケヤ・チャタージー(Keya Chatterjee)氏は、「今回の報告書で、両国が協働し、互いに学びあう機会が十分にあることが明らかになった。ともに取り組むことは、緊張をほぐし、公正かつ野心的で拘束力のある気候の国際協定を確立する上で必要となる、『信頼しあえる環境』を築いていくのに欠かせない」と語る。
報告書は、両国が協力体制を改善し、互いの経験から学びあえる分野をまとめている。例えば中国は、米国の長期にわたる経験から、数々の調査の実施、より定期的な報告、一次データと方法論の公表を学び、米国は、中国の最近の取組みから、しっかりとした監査や定期的に行う部分的なチェックを通して、自己報告が確実に効力を発揮するしくみを学べるという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100617_1.html
中国と米国、温室効果ガス排出量の測定と報告を実現