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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年07月20日
研究報告:気候変動「懐疑派」は科学的専門知識が不足
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(スタンフォード大学より)
気候変動人為説に懐疑的な少数の科学者たちは、支持派の科学者に比べ、気候研究の専門知識や重要性の点でかなり劣っていることが、米国スタンフォード大学の研究者による調査で明らかになった。6月25日に同大学が発表した。
同調査では、専門知識について、論文を最低20本発表した研究者(900人以上)による気候関連の研究論文の数で評価した。その結果、人為説支持派研究者による発表論文の数は平均で、懐疑派研究者の約2倍であった。重要性は、各科学者の最も多く引用された上位4つの論文について、他の研究者に引用された回数で評価。その結果、人為説支持派研究者による論文は、懐疑派研究者による論文よりも約64%多く引用されていた。
研究チームはまた、気候関連論文の数から気候研究者上位100人も特定した。その結果、トップ100に入る科学者の97%が気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の評価に明確に賛同あるいは支持していることが明らかになったという。
この研究の主執筆者ウィリアム・アンダレッグ氏は、「(気候変動人為説の)議論に専門知識の側面を取り入れたかった。メディア等で繰り返される『人為説で科学者たちの意見は分かれている』という見方を葬りたい」と話している。
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http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2010/20100720_1.html
研究報告:気候変動「懐疑派」は科学的専門知識が不足