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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2010年12月30日
米エネルギー省、世界最大級の風力発電プロジェクト融資保証を最終承認
(米国エネルギー省より)
米国、ワシントンDC発─米国エネルギー省のスティーブン・チュー長官は12月16日、世界最大のウィンドファームを支援するために、融資額13億ドルの部分的融資保証を最終承認したと発表した。この融資は、オレゴン州東部に建設予定の845メガワット規模の風力発電施設、キャイスネス・シェパーズ・フラット・プロジェクトにあてられる。
同ウィンドファームで発電される電力と発生する再生可能エネルギークレジットは、20年の固定価格電力購入契約を結んだ電力事業者サザン・カリフォルニア・エジソン社に全て売却される。また、同発電施設の稼働によって削減される二酸化炭素排出量は年間120万トン(乗用車20万台分以上)に上る。
エネルギー省はこれまで、16のクリーンエネルギープロジェクトを支援するために、合計およそ165億ドルについて、融資の保証や条件付きでの融資保証の約束をしてきた。16件を合計した総発電能力は3,700万メガワット時で、330万世帯へ電力を供給するのに十分な量である。
同省が支援するプロジェクトの追加案件としては、世界最大規模の太陽熱発電事業2件や、30年ぶりとなる原子力発電所事業(2,200メガワット規模)が挙げられている。
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米エネルギー省、世界最大級の風力発電プロジェクト融資保証を最終承認