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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年01月17日
研究報告:「気温は上下しても、温暖化は進んでいる」
カテゴリー:気候
★エダヒロのひと言★ 温暖化は気温が直線的に上がるのではなく、上下しつつ 上がっていくことを理解することはとても大事です。
(豪州連邦科学産業研究機構より)
豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)は2010年12月28日、周期的に見られる短期の気温低下は、温暖化の終わりを告げるものと誤解してはならないとするリリースを発表した。CSIROの海洋大気研究所(CSIRO Marine and Atmospheric Research)の名誉研究員Barrie Hunt氏の研究で明らかになった。
Hunt氏は、2009年から2010年にかけて北半球の冬が厳しかったことと、2010年にはオーストラリアで過去数年に比べ雨が多く気温が低かったことから、一部で「気候変動は起こっていない」と誤解されていることについて、「気候変動の影響を正しく解釈していない」と語る。
同氏の気候モデルを使ったシミュレーションでは、人間活動に関連した気候変動の影響のほか、自然の変化によって地球の気候が通常より低温にも高温にもなりうる期間ができることも示された。同氏によると、このような自然の気温変化は、摂氏約0.2度の変動を伴い、10~15年間続く可能性がある。
また今回のシミュレーションでは、温室効果が高いと、依然として季節的な寒さが続くことも分かった。例えば、北米では、月平均気温が現在の数字を最大10度下回るという状況が2060年まで続き、アジアでも似たような寒さが続くという。
DSR指標= DSR指標とは?
http://daily-ondanka.es-inc.jp/news/2011/20110117_1.html
研究報告:「気温は上下しても、温暖化は進んでいる」