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日刊 温暖化新聞|温暖化ニュース
2011年06月30日
研究報告:米スタンフォード大、20年以内に夏が年々暑くなると予測
(スタンフォード大学より)
米国スタンフォード大学は6月6日、同大学の新たな気候研究により、大気中の温暖化ガスの濃度が上がり続ければ、今後20年から60年以内に、熱帯地域と北半球の大半で夏の気温が取り返しのつかないほど上昇しそうなことが判明したと発表した。
同研究チームは、アフリカ、アジア、南米の多くの熱帯地域で、今後20年内に「毎年史上最も暑い夏」が来る可能性があり、欧州、中国、北米の中緯度の地域では、夏の気温に激しい変化が起こりそうだとしている。
同研究の主執筆者であり、スタンフォード大学ウッズ環境研究所のノア・ディフェンバウ氏(Noah Diffenbaugh)によれば、「地球の大部分で急速に気温が上昇する可能性があり、今世紀半ばまでに、最も涼しい夏でさえ過去50年で最も暑い夏よりも気温が高くなる」という。
夏の気温のこの劇的な変化は、人の健康、農業生産、生態系の生産性に深刻な結果をもたらしうると同氏は述べ、一例として、4万人を死亡させた2003年の欧州の記録的な熱波を挙げた。また米国中西部で予測される夏の気温上昇が、とうもろこしや大豆等の穀物収穫量を30%以上減少させる可能性があることも示した。
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研究報告:米スタンフォード大、20年以内に夏が年々暑くなると予測